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フラッシュ赤羽ジムに集まるボクサー達、「赤羽拳士」の血と汗と涙、魂の熱戦譜
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清田祐三、壁を破って「驀進宣言」(7.18後楽園ホール)
「道産子死刑執行人」 清田祐三選手が、豪快なKOで、1年4ヶ月ぶりの勝利を飾り、
「爆進(ばくしん)」を力強く宣言した。

大きく立ちふさがっていた「壁(かべ)」が崩れた瞬間だった。

デビュー以来破竹の10連勝、ミドル級新人王にも輝いた清田選手は
「壁」(かべ)にぶつかっていた。

2005年7月7日、新日本木村ジムの氏家福太郎選手に喫した初の黒星

プロボクサー清田祐三が初めて迎えた挫折だった

ショックが大きかったのか、清田選手は、その後約8ヶ月、試合から遠ざかる。

再起戦は、2006年3月7日 対戦相手は、日本、OPBF(東洋太平洋)双方のベルト
を巻き世界戦の経験もあるヨネクラジムの保住選手

この試合、前半、スピードにまさる清田選手が長い距離からのパンチで、優位に立ったが
試合巧者、ベテランの保住選手は、距離を詰めて、インファイトに持ち込む

保住選手は接近戦で、経験に裏打ちされた多彩なボクシングテクニックを、駆使し
清田選手を苦しめて、ポイントを挽回していく

勝敗は判定に持ち込まれ、結果はドロー

順調に勝ち続けてきた清田選手の前に、大きな壁が立ちふさがる

研究熱心で、真面目な清田選手

今までは、サウナを使っていた減量のやりかたを、半身浴に変えてみたり

食生活を玄米食に切り替えてみたり

様々な試行錯誤を重ね、彼なりに「壁」を打ち崩そうともがき続けた

そして、迎えた再起第二戦 

7月18日、後楽園ホールで行われたヨネクラジム主催興行 第7試合

対戦相手は、タイのルークトン・トーペンロンポン選手 1975年10月20日生まれの
30歳

戦績は、22戦15勝7KO7敗 

「左を突いて、リズムをとって、右で倒す、自分のボクシングができれば必ず勝てます」

「今日の試合で壁を壊して、新たな自分を確立したい」

試合前の清田選手の決意

1回 左ジャブを切らさず、距離をとって、左に回る清田選手

機を見て、右のボディストレート、左ボディアッパー

ただ、思い切って打ち込まれるルークトン選手のパンチをもらってしまう場面も

2回 1分過ぎ ルークトン選手の左フックがクリーンヒット

清田選手は、「下から上への」左のダブルや、スピードの乗ったワンツーを打ち込み応戦

この回 ラスト30秒 左ジャブ2発から、左フックの清田選手

ルークトン選手は、右のスイング これをもぐってかわし、ルークトン選手の脇に頭を
入れてクリンチする清田選手

このあたり、接近戦での細かい駆け引き、テクニックを、実戦を通じて、保住選手から
学んだ成果か

レフェリーが両者を離すが、清田選手は、左ジャブから左フック さらに右アッパーから
左ボディアッパーのコンビネーション

最後のボディは、かなり効いた様で、動きが止まるルークトン選手

清田選手は、ややバックステップして、冷静に様子をうかがい、ルークトン選手が
左フックを放つ瞬間、右のストレートを鮮やかに合わせてみせる

みごとな右クロスカウンター

ルークトン選手、たまらずダウン

この回の残り時間約10秒 

立ち上がったルークトン選手を、清田選手は追撃

左4発から右ストレート、右アッパー

しかし、ここでゴング

続く3回

あわてずに相手の動きをしっかりと見て、左を突いて、右を打ち込む

打っては離れ、足を使って、回ってみせる清田選手

ロープに詰めて、連打

ひざをつくルークトン選手 またもダウン

たちあがるルークトン選手

清田選手、左のダブルから右、あるいはワンツーから左のダブルのコンビネーション

ルークトン選手のパンチに合わせて、左アッパー炸裂

この回、2度目、この「試合、3度目のダウン

なおも、立ち上がってくるルークトン選手

清田選手は冷静に、左で距離をはかり、右ストレート

この一撃で、ルークトン選手はキャンバスに沈み、この回、3度目のダウン

3回2分16秒、清田選手のKO勝利だ


「うれしいですね。勝ちがやっぱ、一番、うれしいですね」

リング上で、インタビューに応じる清田選手

「一回、壁にぶち当たったんで、今日、ぶっこわせたかどうかわからない
んですけど、その気持ちで、もっと上、目指して、驀進(ばくしん)したいです」

最後に、ファンへのメッセージ

「いつも、見に来てくれる皆さん、今日もありがとうございました。絶対、チャンピオンにな
りますので、応援、よろしくおねがいします」

清田祐三、1年4ヶ月ぶりの勝利

「壁」にぶち当たったたことで、赤羽のバーナード・ホプキンスが、一回り大きく、強く、
たくましくなって、リングに還ってきた。

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by box-akabane | 2006-08-19 11:12 | 2006年7月の赤羽拳士
6.29新人王戦 村中選手ベス... >>